閑静なスタイルにあった温泉街を目指して閑静なスタイルにあった温泉街を目指して

1931年に国立公園法が制定され、1934年に大雪山国立公園が選定されました。北海道の真ん中に位置する大雪山国立公園は「カムイミンタラ 神々の遊ぶ庭」と称され、道内最高峰の旭岳をはじめとした「北海道の屋根」と呼ばれる一帯が国立公園に指定されています。
その大雪山国立公園の東山麓に位置するぬかびら源泉郷は、ダム建設のために造られた人造湖である糠平湖(ぬかびらこ)の湖畔にあります。ぬかびらはアイヌ語で「人の形をした崖」という意味で、ダム建設によって今は湖の底に沈んでしまった岸壁の形を表現しているといわれています。
ぬかびら源泉郷は、温泉が湧き出ているという噂を聞いた島隆美が、1919年に雪深い山の奥で源泉を発見し、以来100年以上の歴史を持つ温泉街として発展してきました。昭和の時代から景気のよいバブル期までは大型バスに乗った団体旅行のお客様が多く、熱気球の体験搭乗を行うと早朝から長蛇の列となり、お土産店では木彫りの熊や地名の入ったタペストリーが売れに売れました。しかし、2000年頃から旅行形態が個人旅行へと変わり始めました。宿の主人たちは時代の変化に遅れないよう、全国の温泉地へ学びに出ては意見を交わし合い、生まれ変わろうとします。
そのような中、宿の主人たちが出した答えは、閑静な温泉街として身の丈に合ったスタイルでお客様をお迎えしようというものでした。それが現在の個性豊かな宿が集まる温泉街となったはじまりです。
まずは温泉街を通る国道にヤマモミジの植樹を行いました。日本一早い紅葉といわれる大雪山国立公園は針葉樹が多く、9月中旬から10月上旬にかけて黄金の絨毯のような景色が広がります。ぬかびら源泉郷では赤く燃えるようなヤマモミジを植え、紅葉の時期のお客様の目をさらに喜ばせています。
全国の温泉地で学んだことがもう一つあります。それまでもずっと循環をしない源泉かけ流しのお湯でお客様をお迎えしていましたが、源泉をかけ流しで利用できることは当たり前なことではなく、とても贅沢なことだと気づいたのです。そこで2007年に源泉かけ流し宣言を行い、泉質の良さをアピールすることにしました。名前も「糠平温泉」から地名変更を行い、2009年に「ぬかびら源泉郷」となって新しく歩み始めました。
ぬかびら源泉郷の泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、神経痛や筋肉痛に良く、飲用すると胃腸病などへの効能も期待できるといわれています。源泉の温度は50~60℃と少々高めなため、なるべく加水せずに湯船に注がれる時には適温になるように各宿で工夫がされています。色は無色透明で、これは鮮度が高い証拠なので、入浴時はあまり石鹸等で体に油膜をつくらずに新鮮な温泉を全身で感じてください。

大雪山国立公園の豊かな自然に囲まれた静かな温泉街。
山岳地区の入口でもあり、資料館やスキー場など観光施設も充実。
探検気分で温泉街をすみずみまで回ってください。

湯元館

川のせせらぎを聞きながら露天風呂を楽しむことができます。
湯量も豊富で新鮮な温泉を体感できます。

tel 01564-4-2121

糠平舘観光ホテル

野趣あふれる露天風呂は、いつまでも入っていたくなるほど。
ビジネスでのご利用も可能です。

tel 01564-4-2210

東大雪ぬかびらユースホステル

お帰りなさいといってくれるリピーターの多いユースホステル。
優しいご主人との会話でまた来たくなってしまいます。

tel 01564-4-2004

山の旅籠 山湖荘

夕食は囲炉裏を囲みながら山菜料理を召し上がることができます。
温泉は珍しい洞窟風呂になっていてミスト効果で爽快です。

tel 01564-4-2336

糠平温泉ホテル

四季折々の地元産品のお料理が人気。
ペットとの宿泊も可能です。

tel 01564-4-2001

ペンション 森のふくろう

地産地消にこだわるオーナーの熱意溢れる料理が楽しめる宿。
静けさの中で癒しと安らぎの時間をきっとお過ごしいただけるでしょう。

tel 01564-4-2013

中村屋

手作りでリノ―ベーションしたお部屋がモダンです。
星空を眺めながら露天風呂に入浴することができます。

tel 01564-4-2311

プライマルステージ

大浴場、露天風呂があるログコテージ。
露天風呂からはかなりの確率でエゾシカに遭遇することも。

tel 01564-9-4169

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